毎年夏が来るたびに、「今年もまたエアコン代が怖い…」と感じていませんか?
特に2階の部屋が昼間にムッとするような暑さになるのは、多くのご家庭で共通の悩み。
窓やカーテンを工夫しても限界がありますよね。でも実は、その暑さの“根本原因”は屋根にあるかもしれません。
屋根は、太陽の熱を真っ先に受け止める場所。
ここに手を加えるだけで、家全体の涼しさが大きく変わります。
最近では、既存の屋根を解体せずに重ね葺きで施工する「カバー工法」や、屋根の温度上昇を抑える「遮熱効果」のある屋根材が注目されています。
この記事では、「遮熱対策って何?」「費用が不安…」と思う方にもわかりやすく、手が届く屋根リフォームの方法をこの記事でご紹介していきます。
カバー工法って何?手軽で賢い屋根リフォーム
今の屋根を解体せずにリフォームできるって本当?
「屋根のリフォームって、今の屋根を全部解体して大工事でしょ?」
そんなふうに思っている方にぜひ知ってほしいのが、「カバー工法」という選択肢です。
これは、今ある屋根を解体せず、その上に新しい屋根材を重ねて施工する方法で、工事の騒音やホコリも少なく、ご家族が普段通りに暮らしながら工事ができるのが特徴です。
既存の屋根をそのまま利用するため、廃材がほとんど出ず、処理費用も不要。
環境にも家計にも優しいため、若い夫婦にも人気の現代的な屋根リフォームの手法です。
「葺き替え」との違いを知っておこう
比較項目 | 葺き替え工事 | カバー工法 |
---|---|---|
工期 | 約10日〜2週間 | 約4〜7日 |
費用 | 高め(解体費あり) | 比較的安価 |
騒音・ホコリ | 多い | 少ない |
廃材処理 | 必要 | ほぼ不要 |
引っ越しナシで屋根リフォーム!
騒音や粉塵が少ないため、工事中も普段通りに生活でき、仕事や家事、子どもの世話にも支障が出にくいのがうれしいポイント。
しかも、天候に恵まれれば最短4日ほどで工事が完了するケースもあり、忙しい家庭にとっては心強い屋根リフォームです。
屋根の遮熱対策で、夏の暮らしがここまで変わる!
真夏の屋根の表面温度が70〜80℃にもなること、ご存知でしたか?
「遮熱効果のある屋根材」なら、表面温度を40〜50℃程度にまで下げることができるため、エアコンの効率が良くなり、家全体の省エネ効果を高めます。
具体的にどんな遮熱屋根材があるの?
遮熱といっても方法はさまざま。代表的なものは以下の3種類です。
1. 遮熱塗料(高日射反射率塗料)
屋根に直接塗るタイプで、もっとも手軽な遮熱方法です。
日本ペイントの「サーモアイシリーズ」や、断熱効果もある「ガイナ」などが人気。
塗装するだけで屋根の温度を10〜15℃下げる効果があり、施工コストも抑えめです。
2. 遮熱機能付き屋根材(複合型屋根)
金属屋根などに遮熱塗装や断熱層を組み込んだ高機能な屋根材。
たとえば、アイジー工業の「スーパーガルテクト」は遮熱塗装+ウレタン+アルミ層の3層構造で、野地板裏の温度を25℃も抑える効果があるとされています。
リフォーム時に屋根全体をしっかりと変えたい方におすすめです。
3. 遮熱シート(反射シート)
アルミ素材のシートを屋根材の下に敷いて太陽熱を反射させる方法に「サーモバリア」シリーズなどがあり、施工が比較的簡単で、予算を抑えつつ効果を得たい方にぴったり。
ただし耐久性や施工品質は業者の腕次第になります。
「2階が暑すぎる」問題に終止符を打つ
「子どもが2階で勉強すると、暑さで集中できない」「寝苦しくて夜中に何度も目が覚める」。そんなお悩みをよく聞きます。
でも、遮熱性能の高い屋根にするだけで、2階の室温が安定し、エアコンの効きもスムーズに。
結果的にエネルギー消費も減り、家族みんなが心地よく過ごせる空間が生まれます。
遮熱効果をもっと引き出す3つの工夫
遮熱効果を最大化するカギは「屋根材選び」
たとえば金属系屋根材は、日射反射率が高く、太陽光を跳ね返す力に優れています。
軽くて耐震性にも有利なので、カバー工法にもぴったり。
一方、スレートや瓦などは、熱をじわじわ吸収しながらゆっくり放熱するため、蓄熱を抑えられるのが特徴。
家の向きや周囲の環境(風通し・日照)によって適材適所が変わるため、プロに相談してベストな素材を選ぶのがおすすめです。
遮熱塗料の「塗りっぱなし」はNG!定期メンテナンスが効果を持続
遮熱塗料は手軽に導入できる一方で、効果がずっと続くわけではありません。
一般的には7〜10年ごとの再塗装が推奨されています。
特に風雨や紫外線の影響を受けやすい屋根は、表面の塗膜が劣化しやすく、遮熱機能が薄れていくことも。
定期点検を受けて「見た目はキレイでも実は劣化が進んでいた」というケースも多いため、プロに相談しながら塗り替えの時期を見極めることが重要です。
屋根裏の「通気&断熱」が遮熱の仕上げになる
屋根の遮熱効果をさらに引き出すには、屋根裏の空気の流れ=通気性も大きなポイントになります。
たとえば、「屋根通気工法」と呼ばれる工法では、屋根の内部に空気の通り道をつくり、自然な換気で屋根裏にこもる熱気や湿気を外に逃がします。
さらに、「換気棟」という部材を屋根の最上部に設置すれば、屋根裏にたまった熱気が上昇気流によって外に排出されやすくなり、室温上昇を防ぐのに大きな効果を発揮します。
これらの通気・換気対策を断熱材の施工と組み合わせることで、「遮熱+通気+断熱」という最強の組み合わせが完成。
冷房効率が上がるだけでなく、冬の暖房効果も高まり、一年中快適な住まいを実現できます。
屋根リフォームの費用は?相場と内訳をしっかり把握しよう
カバー工法+遮熱対策の費用相場は?
「思ったより高い…」と感じるかもしれませんが、これは屋根材、施工費、足場代、必要に応じた補修費まで含めた総額です。
遮熱効果で冷暖房費を抑えられることを考えると、長期的には十分に元が取れる投資と言えるでしょう。
見落としがちな追加費用に注意!
契約前に「どのような場合に追加料金がかかるのか」「事前に連絡してくれるのか」など、細かく確認しておくことがトラブル防止につながります。
また、「見積もりに含まれていない項目がないか?」をしっかりチェックしましょう。
補助金・助成金を活用して、さらにお得に!
たとえば、「こどもエコすまい支援事業」や「住宅省エネ2025キャンペーン」などでは、対象製品を使えば数万円〜十数万円の補助金が受けられるケースも。
補助金は基本的に事前申請が必須ですので、補助金制度に詳しい施工会社に相談するほうが安心です。
屋根カバー工法+遮熱対策」で快適&省エネ まとめ
2階の暑さ、エアコンの効きの悪さ、上がり続ける電気代。
その“もやもや”の原因が、実は屋根にあると知ったらどうでしょう。
裏を返せば、屋根を見直すことで住まいの快適さと省エネ性能が大きく変わるということです。
特に、「カバー工法+遮熱対策」の組み合わせは、短期間・低コストで大きな変化を生み出す賢いリフォーム方法です。
「まだ大丈夫」と思っている今が、実は一番の“見直しどき”です。
プロによる無料診断なら、今の屋根の状態を客観的に知るだけでも安心感につながります。
もし、あなたが堺市で屋根の遮熱対策を検討しているなら、桜建装へご相談ください。
私たちは、公開している実績だけでも170件以上ある屋根の専門業者です。
屋根のリフォーム工事だけでなく、屋根塗装や点検だけのご相談も可能です。
土日でも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。